日本に居た時とあまり変わらない
自炊生活
以前も書いた通り、近場にはコスパの悪いイタリアレストランしかない。スーパーも多少割高だが、幾分マシだ。
到着してから今まで、基本的に自炊ばかりしている。スーパーで買い物をするのが楽しいし、自分の食べたい味、食べたいものが自由に食べれるので気軽なのだ。もちろんコスパの面もあるが、レストランよりも自分で作ったほうが気を使わなくていいし早い。
実のところ、日本に居るころから自炊をしていたのも「自分の落ち着く味」を持っておくことで、別の町に移っても食性を変えない為でもある。(まぁ、料理に慣れておくことで生活の効率を上げることが主目的なのだが。)
その場その場の食事をすることはもちろん好きなので、旅行ではレストランに行くのだが、住むとなると話が違ってくる。
見た目はよくないが、味は良い。肉も野菜も質が良くて、そこまで手を加えなくてもおいしくなるのだ。こちらに越してきてから、トマトベースの料理をよく作る。トマトを生で食べるという習慣がなくなってしまった。トマトは火を通したほうがおいしいと確信した。



野菜
日本の野菜も好きだけれど、欧州の野菜は必要十分で良い。変に整っていて、不自然に大きかったり、必要以上に手間をかけて作られている日本の野菜はなんだか不思議だ。
何が不思議かというと、それだけの品質を担保しているのに安すぎる。日本の野菜をこちらで売れば、おそらく日本の3~5倍の値段にしないと釣り合わないだろう。日本の農家さんには頭が下がる思いである。
もちろん、土地柄もあるだろう。こちらは、有効土地面積が広いので、機械化した大規模農業が可能である。それと比べ、日本は手作業でやらないといけない歪な農耕地が多い。だからこそ、丁寧に植物と向き合い、常にいいものを作ろうとするのだろう。日本人の感性と、常に高い品質を目指す精神が生み出す芸術作品だと思う。
そこまで分かったうえで、普段生活するには、小ぶりで不揃いのほうが使い勝手が良いので欧州の野菜の方が好きだ。

今日のドイツ語
- kaufen : 買う
- Einkauf : 購入
- Verkauf : 販売・売却
- Wie viel kostet es?:これいくら?
- Wie viele?:いくつ(数)?
「買う」って、ドイツ語なんじゃね?
2022.11.10 (Thu.)
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